総合学習

 
今日は、3年生の総合学習の時間に、学校の向かいにある特別養護老人ホームに行きました。
 
事前に付き添いの保護者を募集していたので、お昼休みの時間だから人が足りなかったらお手伝いできると思いますーと言っておいたら、まんまと「1時20分にスリッパ持ってきてください。」と。
 
毎回、こーゆー行事に参加する保護者はだいたい決まってるようで、よくみる顔ぶれがあたし以外に3人。
専業主婦の方のお子さんに、「どうしてうちのママはいつもおうちにいるのに来ないの?」と聞かれてちと困っちゃいました(>_<)おうちのお掃除とか忙しいんじゃなーい?といっておきましたけど。。。
 
運動会とか、発表会とかは、はりきってカメラ持ってくるママが多いけど、よそ行きの姿を離れてみるよりも、実際に一緒にお話しながらお勉強するのは、結構おもしろいんだけどな。
じぶんちも含めたおこちゃまたち連れて歩くのは大変といえば大変だけど、普段うちに遊びに来ない子ともいろいろお話しておくと、この子は全然先生のお話聞いてないなー(^^;とか、なんとかくんはやっぱりしっかりものだなーとか、この子は意外と恥ずかしがりやなんだーとか、うちのおばかちゃんはやっぱりマイペースだなーとか、クラスの様子もわかるし、何か子供同士のトラブルが起きたときにも、話したことのある子になら、注意したり、間に入ったり対応しやすいのになぁー。。。
なんかもったいない。
 
で。
本題の総合学習
 
子供たちは、3人くらいのグループで、それぞれ施設内の好きなところに行って、お話しすることになっていました。
 
予想通りといえば予想通りですけど、核家族、若しくは同居の元気な祖父母とかしかきちんと話したことが無いと思われるお子様たちは、寝たきりに近い、耳が遠くてコミュニケーションもうまく図りにくくなってきているじーちゃんばーちゃんと接したことのある子はやっぱりほとんどいないようで。
 
せっかく作ってきた折り紙や塗り絵、紙芝居などのプレゼントをもったまま、「おまえが話せよぉー。」などと、最初のうちは腰が引けているのでした。
 
なんだか、看護学生のときに、受け持ち患者さんとどうコミュニケーションをとればいいかわからずに固まっていたときの頃を思い出すわ。
 
しょーがないので、横から、
 
こんにちわは?
お話させていただいてもいいですか?っていってごらん。
自己紹介は?
おっきい声でね。
近くでゆっくりはっきりお話してね。
ほら。プレゼント受け取ってもらった?
お話してくれてありがとうございましたって言うんでしょ?
 
と、おせっかいおばさんをやっていると、そのうち慣れてきてちょっとずつ自分からいろんなじーちゃんばーちゃんに話しかけられるようになってました。
 
で。慣れたついでに、空いてるベッドに向かって「ここの人どうしたの?わかった!死んじゃったんでしょ!?」と、すばらしい発見をしたように得意げに話しているひろとさん。。。
おばちゃん、フォローできずに固まっちゃいました。
悪気が無いところが余計に困ってしまう(・_・;
 
かっちんさんはと言えば、話かけるのはわりと平気なようでしたが、何を話していいのか話題が見つからないらしく、会う人会う人みんなに「お孫さんはいますか?」と、馬鹿の一つ覚えみたいに質問してました。
ま、その質問が1番盛り上がって、ばーちゃんたちが勝手に話し続けてくれるというのを発見したらしいですが。
お話聞いてもらったのがうれしいと、涙を流してくれたばーちゃんもいて、かっちんたちにもいい経験になったことでしょう。
 
ところで。看護師さん。
子供たちが一生懸命紙芝居読んでるときに、時間なのは分かるけど、いきなり気切のふたをかぽっとはずしてネブライザーかけ始めたら、お子たちびっくりしてぽかんとしちゃいますから。
説明してくれとはいわないけど、せめてあと5分待っていただけませんかねぇ?