もくようびはおやすみ♪


梅の花が満開です。夜も、そんなに寒くないです。

昨日の夕方6時過ぎ、仕事が終わって外に出ても、もう真っ暗じゃありませんでした。
あたしは中学のとき、隣の席のいずみくんに「世界の平和を守るために免許は取るな」といわれた言いつけを堅く守っているため、ちゃり通です。
車に負けずに歩道のない道走ってるので、かえって迷惑な気もしますが。。。
暗くなる前に帰れるのはうれしい(^^)
 
でも、まだひくーいところにある月は、まん丸でおっきくって、オレンジがかって、昨日はちょっと怖い変な感じの夜空でした。
  
 
そうそう。昨日、ずーっと咳が続いているおばあちゃんのレントゲンをとりました。
あたしが現像している間、おばあちゃんは、先生に最近みる夢の話をしていました。
 
「最近、亡くなった人の夢とか、動物が死んだ夢とかをよく見るんだけどね。よく眠れるように前に出してもらった眠れるお薬飲んでもいいかな?」
 
「はいはい。寝る前に1個飲むやつでしょ?いいですよー(^^)」
 
「こんな夢見るのは、もうそろそろお迎えに来てくれてるってことだね(笑)」
 
「いやいや。まだ来ちゃ困りますよって言いにきたんですよ(^^)」
 
なんていってるとこで現像終了。
レントゲンでは、肺はたいしたことなかったものの、心臓が少し肥大していました。
 
「心臓がちょっと大きくなってますね。」
 
「人より大きいのかい?じゃあ、丈夫なの?まだ死ねないのかいっ?」
 
「いや。。。心臓が大きいのはいいことじゃないんだけどね。。。長年の高血圧のせいでしょう。でも、今すぐどうこうってことじゃないから普通に生活してて大丈夫。今は血圧ちょうどいいから(^^)」
 
「今日は大丈夫でも、明日はだめかもしれないねぇ。」
 
「明日と明後日くらいはまだ大丈夫でしょう(^^)」
 
うちに来る患者さんは、たぶん先生とのおしゃべりが目的です。
先生は、こういう医療がしたくて、大学病院の教授を5年繰り上げて早期退職したようです。
診察時間は、患者さんさえ急いでいなければ最低でも10分。
大体15分〜30分くらい。
待ってる患者さんも、次は自分がいっぱいしゃべるつもりなので、前の人に時間がかかっても文句は言いません。
 
この時間を確保するために、開院の時にも広告などまったく出さなかったので、看板を見てくる患者さん以外は口コミが多くて、結構遠くからわざわざ来る方も。。。
糖尿病などの患者さんは特に、その人の生活背景を知って、その上で患者さんに納得してもらって治療を進めないと全然うまくいきません。
食事や運動が治療の基本なので。
 
どうしても小児科の看護師になりたいというのが、あたしの中学生からの夢でしたが、子育て中で働く条件が限られる中、このような先生に出会えたことは、あたしは本当にしあわせなナースだと思います(^^)
 
ほんとにDrってゆーのは、変な人が多くて、挨拶できなかったり、機嫌が悪いと看護師怒鳴ったり、自分の指示を守らないからといって患者さんのこと怒ったり。。。
痩せてくださいとだけ言われたって、そんなこと簡単に出来ないから病気になって病院に来ているのに、痩せないこと怒られたって、もう病院行きたくない。。。と思うだけで悪循環。
こんな風に、正しい知識をわかりやすく優しく説明する当たり前のDrが、あまりいないのです。
今までの病院と同じ薬を飲んでいるのに、先生の話を聞くだけで検査データがよくなる方がいっぱいいるんです。
患者さんの話を聞いて、具体的なアドバイスをして。。。患者さんがちょっとやる気を出すだけで、病気の予後が変わってきます。
糖尿病は、高血糖自体が怖いのではなく、腎臓が壊れ、目が見えなくなり、足が腐っていく、血管がぼろぼろになるのが怖い病気。
それを知らない糖尿病患者さんが、いったいどれくらいいるのでしょう?
 
ただ、一般の病院は、採算を考えなくてはなりませんから、うちの先生のようにしていてはつぶれてしまいます。もう、リタイア後の趣味みたいにお金かけて仕事してますから(^^;
 
そうなると、日本の医療制度のことにまで言及しなければいけなくなっちゃいますが、納得のいく医療を保険の範囲内で受けるのって、大変なんだなぁ。。。と。つくづく。 
 
今まで興味なかったけど。。。内科っておもしろいです。
 
しかも、あしゅの保育園の前にクリニックがあって、職場から遊んでるとこが見えるのもいいところ♪