同業者

 
わたくしが病院にかかるときには、問診表の職業欄には、「パート」書きます。
 
ま、保険証を見れば病院勤務なのはわかるけど、職種まではわからないので。
 
で。先月受けた市の乳がん検診で、要精検を言い渡されたわたくしは、先日の土曜日に、指定された医療機関に行ってきました。
(うちの自治体、小さい市のわりには検診制度がちゃんとしていて、乳がん検診は30歳からエコー、40歳からエコーとマンモグラフィを隔年で、50代以降はマンモグラフィーを集団検診で無料で受けられます。ちなみに子宮がん検診は、20歳から隔年で。)
 
予約制のドッグや検診の精検専門のところなので、限られた患者数のなか、急患が来るわけでもなく、モンスター発生頻度は低く、仕事内容は多分だいたい決まっているので、院内はゆったりとしていて、スタッフの方たちにも余裕が感じられます。
必ず検査する人たちばかりなので、一般病院と比べても患者一人当たりの点数は高いんだろうし。
 
で。まず最初に問診でついてくれた看護師さん。
多分5分弱くらいの間に、「念のための検査なので、あんまり心配しなくても大丈夫ですからね(^^)」という言葉を10回くらいかけてくださいました(^^;
 
で。細胞診で介助についていた看護師さんは、針を刺すときにそっと手を握っていてくれました(*^^*)
 
ふふふ(^^)
 
やっぱりさ。スタッフには精神的余裕が必要よね。と思いました。
ドクターも、若い男の先生だったけど、挨拶も説明も丁寧にしてくれました。
どんなにやりたいと思っても、時間がないとなかなかできないですね。
過労死しそうな外科Drが最前線から逃げるなら、多少給料が下がっても、こーゆーとこがいいのではないかしら?
いや。お給料は下がらないかも。下手に大学病院とか自治体病院で、月の手取り20〜30万のDrなら、むしろ上がるのかも?当直しなくていいし、時給換算だとこっちのほうが安定してるのか?
 
でも、世の中的には、この対応を慢性人手不足の殺伐とした病院にも求めているのだわ。
早く逃げたもん勝ちかも。
 
そこらへんの、患者さんであふれかえったふつーの病院で、安い診察代で自分だけ丁寧な説明を受けようというのは贅沢だよなーと感じた一日でした。
自分が治療を受ける為にきちんとした説明を受けたいときには、診療情報提供料を払って資料をもらい、30分5000円のセカンドオピニオン外来に行こう。
そのために、今からせっせと働いておこう。
 
健康はお金には代えられないもの。